Session Vol.2

概要

京都市のイノベーションに寄与しているKRPやクリエイティブタウン構想に関連するキーマンの皆様にお集まりいただき、各自の取り組みや課題感をプレゼンいただき、市外スタートアップや有識者の知見、更には参加者の意見を交えたディスカッションを通し、ソリューションや共創の可能性を探ります
 

詳細

  • タイトル:KYOTO Innovation Studio Session Vol.2
  • 日時:9月7日(水)
  • 時間:15:00-17:00(受付開始 14:45)
  • 開催方法:オンライン
 

登壇者情報

  • 足立 毅 京都リサーチパーク㈱ブランディング統括理事 地域開発部長
  • 池田 将 BRIDGE 共同創業者兼シニアエディタ
  • 北林 功 COS KYOTO株式会社 代表取締役 / コーディネーター、エドノミー®研究家
  • 中村 忠嗣 ライトアップベンチャーズ パートナー
  • 牧野 成将 株式会社Monozukuri Ventures 代表取締役
  • 前川 英麿 プロトスター株式会社 代表取締役CEO
  • 吉田 圭汰 matsuri technologies株式会社 代表取締役CEO
 

当日のスケジュール

15:00-15:05 オープニング
15:05-16:35 ゲストによるプレゼン+ディスカッション
16:35-16:40 休憩
16:40-16:55 フリーディスカッション/結果の発表
16:55-17:00 クロージング
 

レポート記事

投資家・急成長スタートアップが注目、「梅小路クリエイティブタウン」が熱い - 起業ログ
入山:僕は 京都こそ潜在性があると思っていて、京都の人と交流する中で、 ビジネスとかイノベーションの分野で「京都のイケてるところ」があまり知られていない ことに気づいたんですね。 たとえば、今日の会場である京都リサーチパークはとても素晴らしいところ。 僕は京都が大好きでよく来ていて、それなのに京都リサーチパークの存在を知らなかった。 午前中、この梅小路エリア界隈を案内してもらったんですが、ここもめちゃくちゃ面白いところ。 それで、 京都の隠れた魅力を日本はもちろん世界中の人に届けられれば面白いことが起こる んじゃないかと思ったのが、このプロジェクトを始めたきっかけの1つです もう1つの理由は、京都の中でも繋がりが少ないことです。 京都は素晴らしいことや面白いことをされている方がたくさんいるのに、 お互いが知っているようで知らない 。 入山: このプロジェクトは、プロトスターという組織にパートナーとして伴走いただいています。 京都市と入山先生と共にKYOTO Innovation Studioを盛り上げていきたいと思っているので、よろしくお願いいたします。 池田: 『BRIDGE』の共同創業者兼シニアエディタの池田です。 日本や海外のスタートアップに関する情報を日本語と英語で発信する『BRIDGE』というサイトを約10年運営していて、 海外の投資家から「日本のスタートアップを紹介してほしい」と時々言われていましたし、事実 いろんな国や街のスタートアップを見てきました 。 入山: 情報を海外に発信するために『BRIDGE』は本当に重要なメディアです。 吉田: matsuri technologies株式会社の吉田です。 私は学生起業家として21歳で最初の起業をして売却し、23歳で今の会社を創業しています。 その際に こういったイベントで皆さまのような方々の支援をいただいて成長してきた経緯がある ので、その時のお話ができたら嬉しいです。 私が行っているのは空き家問題を解決するための インバウンドと空き家をマッチングするサービス で、無人で管理できるツールを使うことでオペレーションコストを56%削減できます。 中村: ライトアップベンチャーズの中村です。 私は今年VCを立ち上げたばかりで、これまではベンチャーキャピタルで投資活動をしてきました。 2019年からは関西担当のキャピタリストとして活動する中で、 関西に新しいスタートアップが生まれてきていることを実感 しています。 もっと自由度高く、かつシードの支援が必要だと感じて、ライトアップベンチャーズを設立しました。 足立: 京都リサーチパークは大阪ガスのグループ会社ですが、KRP地区は昔、大阪ガスの工場があった場所です。 工場の跡地に サイエンスパークをつくることが決まり、1989年にKRP(京都リサーチパーク)ができました 。 民間でこれをしているのは国内唯一だと思いますし、海外でも少ないです。 入居企業の業種業態は多様で、規模もお1人でされている税理士さんから建物を一棟借りするような企業までかなり多様な場所になっています。 メイン事業は レンタルラボやオフィスなどの不動産賃貸、ベンチャー支援、ヘルスケア分野のピッチイベント等の企画開催 です。 他にも起業家を目指す学生を集めて、 起業の部活動(miyako起業部)を行ったり、各大学との連携の元に、 大学と企業、学生と起業家のマッチングも行っています。 KRP地区を含むここ「梅小路エリア」は、 「中央市場場外エリア」「島原エリア」「梅小路公園エリア」とそれぞれ個性のある3つの地域があり、 梅小路エリアの可能性について若い世代と一緒に議論するプロジェクト を2018年から開始しました。 そこで、中央市場場外エリアとよく似ていると話題になったのが、 ロンドン近郊の「Shoreditch」という街 。 産業が斜陽になって賃料が下がった時に若いアーティストや起業家が入ってきて、街がアーティスティックに良くなっていった場所です。 中央市場場外エリアのそういう風情がクリエイティブな若い子たちにとっては魅力的 なんだと気づいたんですね。 それで、大人グループも一緒になって、 交流拠点をつくる取り組みやエリア全体を周遊する事業などの活動 を始めたところです。 その一号案件として「Umekouji MArKEt」という建物がオープンして、 企業誘致の動き がここで始まっていきそうです。 あとは、ここGOCONCでは月に1回「KRP創発ライブ」をやったり、 京都音博と連動した ...